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スペシャル対談【第9回】大人がなすべきことは、すべての子どもに夢を

神奈川県大和市長 大木 哲プロフィール

※大和市ホームページより
昭和23年生まれ 東京都出身
青山学院大学経済学部卒業。
サラリーマン生活を経て、鶴見大学歯学部に入学・卒業。勤務医を経て、歯科医院を開設。
平成7年の統一地方選挙において、新進党より神奈川県議会議員選挙に立候補し、初当選。2期目の選挙では、民主党より立候補し当選。平成15年、3期目当選。
平成19年、大和市長選挙に立候補し当選。第14代大和市長に就任。平成23年、2期目の選挙に立候補し当選。第15代大和市長に就任。現在に至る。

上関 康樹理事長 プロフィール

上関 康樹/全国共済神奈川県生活協同組合 理事長
1954年横浜生まれの横浜育ち。大学卒業後、金融機関勤務を経て、平成6年12月、全国共済に。
生粋の浜っ子で、神奈川への想いはひと一倍、そして未来の神奈川を担う子どもたちへの愛情と責任も感じていて、おもに子どもたちをどう支援していくかを考えている。
趣味はアンティークと自転車。週末はロードサイクルで走ることも。

「健康都市」を将来都市像に掲げる大和市では、子育て世代が安心できる環境づくりに力を注いでいます。そこで今回は、大木哲大和市長と全国共済神奈川県生活協同組合の上関康樹理事長、NPO法人よこはまチャイルドラインの徳丸のり子代表理事の3人が、現在の子育て環境や少子化問題について話し合いました。

※7月3日(木)神奈川新聞朝刊掲載の「大人がなすべきことは、すべての子どもに夢を」対談より一部抜粋・要約しています。

子育てと向き合う、700を超えるイベント

司会

子育てについての意見をお聞かせください。

大木

大和市では、人・まち・社会の健康を目指しさまざまな施策を進めています。「健康都市」実現のためには、元気な子どもが育つまちにしていく必要がありますが、その前段階で「少子化」という大きな課題があります。1990年代初頭からの経済の低迷は“失われた20年”と言われ、学者・政治家・メディアは経済に関する指摘をします。しかし、この時期は、何よりも少子化の問題こそ取り組むべき時期だったと私は強く思います。 今となっては、各自治体が、今できる少子化対策をしていくしかない。いつの時代にも“その時”にやらなければならない事があり、それを全力で行うことが重要です。

上関

昔は親が子育てするというより、子どもたちの集団の中にいるだけで、自然といろいろ学ぶことができました。しかし少子化により、それが難しい時代になりました。経済が最優先され、女性も働かなければならない社会の流れから、子どもを産みにくい環境にもなっています。たしかに日本は裕福になりましたが、それより大事なことがあるはずだと思えてなりません。

徳丸

日本人は経済の効率主義を生活にも取り入れてしまった結果、あらゆる事に、最短で経済的に最小の労力で成果を求めるようになりました。それゆえ子どもを良い学校に行かせるために塾通いなどを強いる傾向がありますが、その圧力に大勢の子どもが息切れしているのではないでしょうか。大人は子どもの言葉や考えに耳を傾けることが大切です。

最優先すべきことは、子どもの健康と子育ての安心

司会

子育てに関する大和市の取り組みについてお聞かせください。

大木

まず、一般不妊治療、特定不妊治療、不育症治療の費用助成をしています。市立病院に1人しかいなかった常勤の産婦人科医を8人体制に増員し、小児科医も4人から10人体制にしました。保育所については、本年度中に定員500人増を目指していますが、さらに力を費やす必要があると考えています。公立の小中学校にお子さんを3人以上通わせている家庭の場合、条件を満たせば3人目以降の給食費が無料になります。小児医療費については、本年7月から通院の助成対象を中学生まで拡大しました。
そのほか、トップアスリートが子どもたちに夢を持つことの大切さを伝える「夢の教室」を小学5年、中学2年生を対象に実施しています。全ての小中学校の図書館を明るく改装し、学校図書館司書を配置し、蔵書も充実したところ、子どもたちが集まる図書館に生まれ変わりました。このような取り組みが、健やかな子育ての助けになることで、少子化対策につながればと願っています。

知っていますか?子どもたちの悩み

司会

全国共済の制度についてお聞かせください。

上関

全国39都道府県グループの一つで、非営利団体として事業を展開する「助け合いの心」から生まれた保障の共済、それが全国共済です。
万一の備えとして、0歳から85歳まで男女の区別なく「一律掛金・一律保障」が特長です。満18歳から満64歳の方が申し込める保障には、入院・死亡双方の保障をバランスよく備えた「総合保障型」、入院・手術など医療保障が手厚い「入院保障型」があります。「子ども型」は満0歳から満17歳まで、「熟年型」「熟年入院型」は満65歳から満69歳の方が申し込める保障です。
全国共済は収益の一部を子ども達のスポーツや文化活動の協賛をさせていただいていますが、これからは病気を患う子どもや養護施設の子どもなど、一番弱い立場の子どもたちをもっと応援できればと考えています。新たな取組としては、小児病棟への絵本の寄贈や、この夏は児童福祉施設の子どもたちをヨコハマ恐竜展に招待したり、児童施設野球大会の協賛も予定しています。

司会

全国共済が支援している子どもの電話相談「チャイルドライン」についてお聞かせください。

徳丸

子どもの健全な発育のためには、親類やご近所などたくさんの大人に囲まれた環境が理想だと思いますが、周りに両親と先生しかいないのが現状です。そこで、子どもの声を聞いてあげるチャイルドラインが必要だと思いました。18歳までの子どもであれば誰でも利用できるフリーダイヤルです。今までは週2回でしたが、7月から週3回ご利用いただけるようになります。子ども達に配るチャイルドラインカードの発行に全国共済には多大なる支援をいただいております。
子どもが子どもだけの狭い社会の中で抱える悩みを大人はもっと知るべきです。ホームページや情報誌で子どもたちの声を外に伝えていく努力をしていきたいと思います。

一歩ずつ取り組む、理想の環境づくり

司会

最後にメッセージをお願いします。

大木

子育てするなら大和市だと思っていただけるような施策をさらに充実していきたいと思います。子育て世代の皆さまからご要望やご提案をいただき、それに一歩でも近づけられるよう、市として全力で取り組んでいきます。

徳丸

「あなたの声をいつでも受け止めてくれる大人がいる」と悩みをもつ子どもに知ってほしい。そのためにも、これからは小・中学校を訪れて、チャイルドラインや命の話をする講演活動に力を入れていきたいと思っています。

上関

病気の手や不幸にして児童福祉施設に入った子にも、絶対に夢がかなうんだと信じ、元気な子どもに育ってほしい。 本当の助け合いとは何か?それは地域による絆ではないでしょうか。私たち大人が、すべての子どもが将来に希望を持てるような環境をつくっていきたいと思っています。 さまざまな地域の協賛を通じて全国共済が一役を担えれば幸いです。

※7月3日(木)神奈川新聞朝刊掲載の「大人がなすべきことは、すべての子どもに夢を」対談より一部抜粋・要約しています。

対談の全文はこちら