全国共済は子供たちの輝く未来を応援しています。

スペシャル対談【第8回】子供の笑顔あふれる川﨑のまちにしたい!

神奈川県川崎市長 福田 紀彦プロフィール

※福田紀彦オフィシャルサイトより
昭和47年生まれ
米国アトランタマッキントッシュハイスクール卒業。米国ファーマン大学政治学専攻卒業後、衆議院議員 松沢成文(元神奈川県知事)秘書。公設第一秘書などを努める。
平成15年、神奈川県議会議員(川崎市宮前区)県議会最年少議員として初当選。平成19年、神奈川県議会議員2期目当選。平成21年10月、「次の川崎市長」を目指して現職市長に挑戦するも次点。平成25年川崎市長選で初当選し、平成25年11月19日、川崎市長に就任。現在に至る。
川﨑を最幸のまちにするべく市長として奮闘中。

上関 康樹理事長 プロフィール

上関 康樹/全国共済神奈川県生活協同組合 理事長
1954年横浜生まれの横浜育ち。大学卒業後、金融機関勤務を経て、平成6年12月、全国共済に。
生粋の浜っ子で、神奈川への想いはひと一倍、そして未来の神奈川を担う子どもたちへの愛情と責任も感じていて、おもに子どもたちをどう支援していくかを考えている。
趣味はアンティークと自転車。週末はロードサイクルで走ることも。

川崎市の福田紀彦市長は昨年11月の就任以来、“子育て環境の整備”を最終戦課題に掲げて市政への取り組みをスタートさせました。そこで今回は、福田紀彦川崎市長と全国共済神奈川県生活協同組合の上関康樹理事長が、地域と子どもたちの未来について語り合いました。

※3月31日(月)東京新聞神奈川版掲載の「川崎市子ども・子育て支援 記念対談」より一部抜粋・要約しています。

子供の笑顔あふれる川﨑のまちにしたい!

上関

子育て環境の整備に最初に取り組むとされていますが、具体的な子育て支援対策について教えてください。

福田

川崎市は全国の政令指定都市の中で最も人口の伸び率が高く、中でも若い世代が急増しています。一方で急増に保育所整備が追いつかず、昨年は保育所入所待機児童が438名と県内ワースト1の不名誉な記録を作ってしまいました。そこで、数ある公約の中でもまず子育て支援対策です。具体的には平成27年4月までに待機児童の解消を、また28年度を目標に中学校への完全求職導入を目指しています。

上関

神奈川県内政令市で中学校の学校給食が無いのは川崎市と横浜市だけだそうですね。私は横浜出身ですが確かに中学校時代は給食が無く、給食が羨ましかった記憶があります。

福田

昔に比べ女性の就業形態も変化して働くお母さんが増えていますから、給食導入も子育て支援の一環と考えています。
給食も待機児童問題も、根底にあるのは“地域全体で子育てをサポートしていく”という考え方。そのためには自治体が高い水準のサービスを提供しなければなりません。

ヨコとタテでつながる地域へ

上関

私どもは“ともに助け合いを支えあう”共済を行っています。その一環として県内の未来を担う子どもたちへの支援に積極的に取り組んでいます。スポーツや文化事業に協賛するなど微力ながらお手伝いしています。
川崎市については、不登校の子どもたちなどの支援を行っている「たまり場子ども夢パーク」、併せて子どもたちが悩みを電話相談できる窓口の「NPO法人かわさきチャイルドライン」などに協賛しています。

福田

本当に有難いことです。僕は人間誰しもそれほど強い存在ではないと思っています。心が弱った時に受け皿となってくれる人や場所がある、みんなで支えあっていくというのはまさに共済制度の精神そのものですね。

上関

ただ、ひとつ気になるのが最近の子どもたちはお互い本当につながっていないのでは、ということ。私の子ども時代は、外で遊ぶことで皆つながっていたのですが、近ごろでは公園が危ない場所になてしまっているように思います。公園の活性化=地域の活性化だと感じています。

行政と一体になって

福田

今年7月、川崎市は市制90周年を迎えます。私の目標は川崎市を子どもの笑顔あふれる“最幸(さいこう)のまち”にすること。子どもが幸せなら親や祖父母世代みんなが幸せになれます。そのためには「子育てするなら川﨑」といわれるよう、待機児童解消はもちろん教育にも力を注いでいきます。
そして私たち住民自身がどうすべきかを改めて考え行動し愛着を深めていく、そんな1年にできればと思っています。

上関

大切なことは自助共助。私たちも行政任せにせず、できることは自分たちでしっかり取り組んでいかなければならないと思います。実は最近、養護施設や病院にいる、より弱い立場の子どもたちに共済として何かできないか、と考えています。とはいえアイディアはあっても実現するにはさまざまな障壁もあるのですが。

福田

それは是非、行政としても勉強させていただきたいと思います。今の仕組みがバリアになっているのであれば、それを取り払っていかなければいけませんからね。

上関

ありがとうございます。
弱い立場にある子どもたちへの支援を全国共済の使命考え、今後も頑張ってまいります。

※3月31日(月)東京新聞神奈川版掲載の「川崎市子ども・子育て支援 記念対談」より一部抜粋・要約しています。

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