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スペシャル対談【第4回】未来を担う子どもにエールを

ロサンゼルス五輪柔道無差別級金メダリスト/
神奈川県体育協会会長 山下 泰裕 プロフィール

昭和32年6月1日生まれ 熊本県出身 1984年ロサンゼルス五輪無差別級金メダリスト、全日本柔道連盟理事、学校法人東海大学理事・副学長・体育学部長、認定特定非営利法人柔道教育ソロダリティー理事長。
1984年国民栄誉賞、2007年紫綬褒章受章など多数。
1985年203連勝にて、現役生活に終止符を打った。

上関 康樹理事長 プロフィール

上関 康樹/全国共済神奈川県生活協同組合 理事長
1954年横浜生まれの横浜育ち。大学卒業後、金融機関勤務を経て、平成6年12月、全国共済に。
生粋の浜っ子で、神奈川への想いはひと一倍、そして未来の神奈川を担う子どもたちへの愛情と責任も感じていて、おもに子どもたちをどう支援していくかを考えている。
趣味はアンティークと自転車。週末はロードサイクルで走ることも。

今年7月27日に開幕するロンドンオリンピック。この4年に1度のサポーツの祭典の開催に向けて、日本人選手への期待などを、ロサンゼルス五輪柔道無差別級金メダリストで神奈川県体育協会会長の山下泰裕さんと全国共済(神奈川県総合生活協同組合)の上関康樹理事長がその想いと、そして子どもたちへの応援メッセージを温かく語り合いました

一生に一度の大舞台 女子の勢いが楽しみ

司会

五輪の開幕も迫り、日本中が期待で胸を膨らませていますが、選手にとって五輪はどういう舞台でしょうか。

山下

4年に1度の開催に一番良い状態で臨める可能性を考えると、一生に一度出られるかどうかという狭き門です。五輪へ出場する選手たちは、今まで積み重ねてきた練習の成果をすべて出し切ってほしいと思います。選手にとっては自分の夢をかなえる最高の舞台に立てるわけですから、これ以上の幸せなことはありません。

司会

具体的な見どころはどういうところでしょうか。

山下

柔道では軽量級が楽しみです。特に女子には期待しています。柔道以外でもサッカーのなでしこジャパンやレスリングの吉田沙保里選手、伊調馨選手など女子の活躍が予想されます。ひょっとすると、ロンドンではメダルの獲得数で、初めて女子が男子を上回るかもしれません。

上関

応援する側からすると、日の丸が一番高い所にあがると気持ちがすごく高まり自分が日本人であることを強く実感します。震災などもあって、今は日本全体に少し元気が足りない時期なので、国民を勇気付けるためにも選手のみなさんには頑張ってほしいですね。

チャンスは必ず訪れる 諦めない気持ちが肝心

司会

山下会長にとって、柔道との出会いは。

山下

小学生のころは、体が大きく元気が有り余っていたこともあって、同級生から怖がられたりもしましたが、小学4年生の時に柔道と出会ったことで人生が変わりました。柔道場ではどれだけ暴れてもよかったし、あふれるパワーをぶつけることで次々と結果を出すことができました。その集大成の一つが、ロス五輪の金メダルです。

上関

足をけがしながらも金メダルを勝ち取った姿に日本国中が沸きましたね。ラシュワン選手との試合は今でもよく覚えています。

山下

あの時は軸足のけがで、自分からは技を仕掛けられない状態でした。それを見てラシュワン選手の監督が「試合開始から1分間は何もするな」と彼に指示したそうです。しかし、彼はすぐに技を仕掛けてきました。とっさに技をかわし、押え込むことに成功しました。

上関

柔道は組み合った時に相手の強さが分かるといいますが、おそらく彼も組んだ瞬間に山下会長の強さを感じて、つい技を出してしまったのではないでしょうか。

柔道通じ国際平和を 世界に広げる和の心

司会

全国共済の上関理事長は、県民福祉のために活動されていますが、共済制度が生まれた経緯、活動についてお聞かせください。

上関

私たちは「万人は一人のために、一人は万人のために」という考えのもとに、地域や職域などで仲間同士助け合おうということで生まれた保障の共済です。一人ひとりが出資者となって参加する、非営利の組織で、そこが行う保障制度が共済です。安い掛け金で十分な保障が受けられる制度です。神奈川県では昭和58年2月にスタートし、平成24年4月末現在の加入件数は66万件になっています。また、お子さんを中心としたスポーツや文化など、福祉や地域活動に積極的に協賛しています。

司会

山下会長も「柔道教育ソリダリティー」という活動をされていますが、どのような活動なのでしょうか。

山下

主な活動としては、発展途上国への柔道用具の支援や指導者の派遣、また外国人指導者の育成も行います。3年前から行っているのがイスラエル、パレスチナへの支援です。子どもたちを一緒に指導したり、両国の指導者を同時に迎え入れたりするなどして、柔道の和の心が広まればと思い活動に励んでいます。

小さな声にも耳を傾け 輝く瞳を子どもたちに

司会

全国共済は、「よこはまチャイルドライン」という活動を支援していますが、それはどのような趣旨からでしょうか。

上関

子どもの言葉を直接聞いて受け止めるフリーダイヤルでつながることができる場所がチャイルドラインです。子どもは気持ちを受け止めてもらってはじめて、のびやかな一歩を新たに踏み出せますが、これは全国共済の願いでもあり、この活動の支援を続けています。

司会

今の子どもたちについて思われることは。

山下

今は豊かな社会になりましたが、目を輝かせる子どもがとても少なくなったように感じます。その原因を作っているのは、私を含めた大人たちです。子どもが子どもらしく生き生きと過ごせる環境をつくるのは大人たちの責務です。微力ながら、私はスポーツの面から貢献したいと考えています。

上関

子どもが子どもらしく、元気な笑顔で過ごせる社会を私たち大人が作っていかなければなりません。

※神奈川新聞掲載の「ロンドンに向けて!」記念対談より一部抜粋・要約しています。

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