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スペシャル対談【第19回】市民との協働と対話子育て環境日本一へ

神奈川県厚木市長 小林 常良 プロフィール

昭和24年4月厚木市上依知生まれ
昭和47年3月日本大学卒業
同年4月厚木市役所へ奉職
平成3年8月厚木市議会議員当選(3期連続当選)
平成15年4月神奈川県議会議員当選
平成19年1月28日厚木市長 初当選
平成19年2月23日厚木市長就任・初登庁
平成23年2月6日厚木市長 2期目当選
平成27年2月15日厚木市長 3期目当選

上関 康樹理事長 プロフィール

上関 康樹/全国共済神奈川県生活協同組合 理事長
1954年横浜生まれの横浜育ち。大学卒業後、金融機関勤務を経て、平成6年12月、全国共済に。
生粋の浜っ子で、神奈川への想いはひと一倍、そして未来の神奈川を担う子どもたちへの愛情と責任も感じていて、おもに子どもたちをどう支援していくかを考えている。
趣味はアンティークと自転車。週末はロードサイクルで走ることも。

「子育て環境日本-」を目指している厚木市。市長が掲げる「現地対話主義」「市民協働」を信念として、まちづくりを進めている。小林常良厚木市長と全国共済神奈川県生活協同組合(全国共済)の上関康樹理事長、よこはまチャイルドラインの徳丸のり子代表理事が、子育てに対する思いや現状の問題点について話し合った。
※文中敬称略

迅速な改善を実現自ら現地に出向く

-厚木市の現状についてお聞かせください。

小林

厚木市は将来を見据えたまちづくりに重点を置き、子育て・教育環境日本口を掲げて、将来の日本を背負う子どちかちか心豊かに育つ環境づくりに励んでいます。 私が市政を運営する上での信念のIつが「現地世帯の皆さまの元へ私どもが赴いて、意見や悩みを直接伺う対話事業を毎年10回行っています。子ども医療費無料化の対象を小学3年生までから中学校卒業までへ迅速に延長できたのもご」の対話の成果です。そのほか、自転車用ヘルメットの購入補助金の対象者の拡大や、防災行政無線で夕方に流れるチャイムの時間の変更などが実現できたのは、皆さまからいただいた意見がきっかけです。そして、もう一つの信念が「市民協働」。行政や市民の皆さまが力を合わせて、一生懸命に働くことで物事が前へ進み、それが皆さまの幸せにつながると考えています。行政にとって重要なことは、軸足を市民の側に置いているかどうかです。このことを忘れずに、強く活気あふれる愛されるまちづくりに努めています。

上関

市長が去年掲げられていた市政の運営テーマが「先見」で、今年は「進取」とのことです。この精神を見ても、やはり民間寄りの発想と感じるので、市民の皆さまにとって心強いことでしょう。

「待機児童」解消へ地域全体で下支え

-子育て支援対策についてお聞かせください。

小林

2017年度は、市内の待機児童ゼロに向けた総仕上げの年に位置付け、認可保育所と小規模保育事業所を大幅に増設します。駅前の市営託児室で朝と夕方に子どもを預かり、バスで幼稚園へ送迎する全国初のサービスも行っています。また、孚育てコンシェルジュ」や赤ちゃん訪問事業などを通して、赤ちゃんがおなかにいる時からの相談体制を強化。子育て家庭の孤立を防ぎ、居所不明児童ゼロにつなげています。 共働き世帯が増加する一方、保育士は待遇面の問題から人手不足の状況です。そこで人材確保に向け、保育士奨学金の返済助成金や、市内定住を促すための保育士転入奨励助成金を2017年度に導入しようと検討中です。小中学校に関しては、学校と地域が協働で学校運営に取り組んでいく「コミュニティースクール」を2年かけて全市に展開します。地域の方が学校に協力していくことで、子どもとのつながりをますます深めることができると期待しています。

徳丸

子どもには親や先生以外の相談できる大人の存在が必要なので、とても良い取り組みだと思います。

小林

子育てする側が心に余裕を持つことで、あらためて子育ての良さや生きがいを感じられれば、愛情が自然と生まれます。今後も″子育ては楽しい″と思える環境づくりを進めたいです。

上関

私は養護施設の子どもだちと接する機会が多く、子育てができるだけで幸せなことだと実感しているので、一般の親御さんたちにもぜひそれを感じてほしいです。

思いを社会に還元次の世代へつなぐ

-全国共済の制度についてお聞かせください。

上関

全国共済は、「共に助ける」という思いから生まれた保障の共済で、非営利団体として事業展開する全国39都道府県民共済グループの一つです。 万一の備えとして、0歳から85歳までいくつかの年齢層で区切り、その中では男女の区別なく「一律掛金・一律保障」であることが特長です。満18歳から満64歳の方が申し込める保障には、入院・死亡双方の保障をバランスよく備えた「総合保障型」、入院・手術など医療保障が手厚い「入院保障型」があります。「こども型」は0歳から満17歳のお子さま、「熟年型」「熟年入院型」は満65歳から満69歳の方が申し込める保障です。 お預かりした掛金は組合員さまの保障にあてることを最優先にしていますが、事業利益(手数料)の一部は、立場が一番弱い子どもたちへの応援として、文化・スポーツ活動の協賛、チャイルドラインの支援、小児病棟への本の寄贈などに還元させていただいています。これらのサポートが、子どもたちの明るい笑顔につながればと思います。

小林

厚木市では皆さまからいただいた税金や寄付金を、付加価値をつけて還元できるよう努めています。1億円に上る寄付金を基に創設した奨学金制度では、寄付者と援助を受ける学生が対話できる″つなが0の場″を設けました。学生たちが援助のありがたみや意味をしっかりと受け取ることで、その思いを次の世代へとつなげていってくれると確信しています。

-子どもの電話相談「チャイルドライン」についてお聞かせください。

徳丸

先ほど市長もおっしゃっていましたが、地域と子どものつながりは大切です。しかし、今はなかなかそういう関係をつくることは難しいので、子どもの悩みを聞いてくれる存在として、チャイルドラインを立ち上げました。18歳までの子どもであれば誰でも利用できるフリーダイヤルで週3回ご利用いただけます。全国共済の支援の下、全県の子どもたちにチャイルドラインカードを配らせてもらっています。

心豊かに育てよう平等に将来の希望

-最後にメッセージをお願いします。

小林

子どもたちを心豊かに育てることは社会の責務なので、地域が一丸となって子育てを支えるべきだと思います。子育ての基本は、子どもを本気で抱きしめられるか、その子のために一緒に泣けるかどうかに尽きます。大人の皆さまには、本気で子どもと接するように心掛けていただきたいです。

徳丸

子育てを母親など一人に押し付けるとプレッシャーに耐えられません。自分の代わりに子どもの世話をしてくれる存在が社会にあれば心に余裕を持てるので、その手助けをチャイルドーフインができればと思います。

上関

小児病棟へ本の寄贈をさせていただくきっかけは、病棟に置かれていた本が汚れているのを知ったからです。″絶対に治る!″という強い気持ちをもたないといけないのに、そんな状況では良くありません。すベての子が将来向けて平等に希望をもてるような環境に向けて私たちも尽力させていただきます。

出席者
小林常良厚木市長
上関康樹全国共済理事長
徳丸のり子よこはまチャイルドライン代表理事
《司会》中村卓司神奈川新聞社取締役

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