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スペシャル対談【第15回】子も親も共に育つ目指せ共育(きょういく)のまち

神奈川県逗子市長 平井 竜一 プロフィール

31歳で逗子市議会議員選挙に出馬し、トップ当選した。逗子市議会に新会派「次世代フォーラム」を発足させ、同会派に所属。以後、3期連続当選。2006年4月、3選した後に逗子市議会副議長に就任するが、同年9月に逗子市議を辞職。同年12月、逗子市長選挙に出馬し当選した。その後、2010年12月の逗子市長選再選、2014年12月の逗子市長選挙において、無投票当選で3選目

上関 康樹理事長 プロフィール

上関 康樹/全国共済神奈川県生活協同組合 理事長
1954年横浜生まれの横浜育ち。大学卒業後、金融機関勤務を経て、平成6年12月、全国共済に。
生粋の浜っ子で、神奈川への想いはひと一倍、そして未来の神奈川を担う子どもたちへの愛情と責任も感じていて、おもに子どもたちをどう支援していくかを考えている。
趣味はアンティークと自転車。週末はロードサイクルで走ることも。

逗子市では、「共育のまち推進プラン」の策定、「こども発達支援センター(仮称)」の整備など子育て支援に重点を置いている。平井竜一逗子市長と全国共済神奈川県生活協同組合(全国共済)の上関康樹理事長、よこはまチャイルドラインの徳丸のり子代表理事が、現在の子育て支援の取り組みや問題点、今後のビジョンについて話し合った。
※文中敬称略

※神奈川新聞朝刊掲載の「子も親も共に育つ目指せ共育(きょういく)のまち」対談より一部抜粋・要約しています。

福祉と教育が連携先進的な取り組み─逗子市が取り組む子育て支援についてお聞かせください。

平井

逗子市は、子どもの居場所をつくるために、放課後児童クラブ(学童保育)のほか、全小学校で「ふれあいスクール」を実施しています。併せて乳幼児も遊べる「ほっとスペース」を設けるなど、子育て環境を整備しています。また、発達障害やケアが必要な児童に対して、細やかな支援ができるように専門的な職員、カウンセラー、全体を指導できるベテランの教員を配置するなどの支援体制づくりも行っています。
今年度中には障害やさまざまな発達障害を抱えたお子さんを一括して支援する「子ども発達障害支援センター(仮称)」の設置を予定。同じ建物の中で福祉と教育が同居できる体制をつくり、就学前・就学後、授業時間内・放課後も一貫してケアすることを目指し、支援教育を推進しています。これは県内でも先進的な取り組みなので、今後の試金石になればと願います。

上関

子育て支援に関しては地域によって、さまざまな取り組みが実施されていますが、障害を抱えるお子さんの支援はまだまだ少ないのが現状なので、全国共済としてもできる限り、お力添えができればと思います。

地域社会をつなぎ子育て介護を支援─共育(きょういく)のまち推進プランについてお聞かせください。

平井

自治会人数の減少、地域における孤立など、地域の中での子育てや介護環境がままならない問題がありますが、地域を再生させるためには、大人と子どもが共に育つ「共育」が大きなテーマだと思います。昔は地域社会全体で共同体となり機能していましたが、今は縦割り環境になり、横のつながりが希薄になっています。これを再びつなぎ直そうという主旨で、去年から小学校区住民自治協議会を立ち上げました。自治会はもちろん、子ども会・PTA・商店街・消防団を含めて地域に関わる人たちが一丸となり、地域の課題に取り組んでいます。この機能が発展することで、子育てや介護を支える好循環にもつながるので、今後も土台づくりにまい進したいです。
また、市民中心で行う「子どもフェスティバル」が今年10 年目を迎えたのを機に、共育をコンセプトに大人も学びあうプログラムにして、年間を通した企画を考えています。その結果、街まるごと「共育のまち」になることを期待しています。

上関

昔は、公園にたくさんの子どもが集まり一緒になって遊ぶことで、人間関係などを自然と学び成長できました。しかし、今では公園が危ない場所になってしまい、子どものたまり場としての機能が低下しました。市長もおっしゃるように、横のつながりは大切なので、子ども同士のつながりを築く場所として、今一度公園が活性化することを望みます。

三方良しの理念で助けあい支えあう─全国共済の制度についてお聞かせください。

上関

全国共済は「助けあいの心」から生まれた保障の共済、全国39 都道府県グループの一つで、非営利団体として地域密着型の事業を展開しています。万一の備えとして、0歳から85 歳までいくつかの年齢層で区切り、その中では男女の区別なく「一律掛金・一律保障」であることが特長です。満18 歳から満64 歳の方が申し込める保障には、入院・死亡双方の保障をバランスよく備えた「総合保障型」、入院・手術など医療保障が手厚い「入院保障型」があります。「こども型」は0歳から満17 歳まで、「熟年型」「熟年入院型」は満65 歳から満69 歳の方が申し込める保障です。近江商人の言葉で「買い手よし、売り手よし、世間よし」の「三方よし」という理念がありますが、非営利団体の全国共済としてもこの理念に見習い、お預かりした掛金は組合員の皆さまの保障にあてることを基本に、事業利益の一部を利益還元として、病気を患う子や養護施設の子など、一番弱い立場の子どもたちを応援できればと考えています。

子どもの電話相談「チャイルドライン」についてお聞かせください。

徳丸

核家族化がすすみ、周りに相談できる大人がいない子どもたちの専用の相談ホットラインとして「チャイルドライン」を立ち上げました。18 歳までの子どもであれば誰でも利用できるフリーダイヤルで週3回ご利用いただけます。子どもたちに配るチャイルドラインカードは、全国共済の多大な支援もあり、全県に配布できるようになりました。

子どもに歩み寄りSOS届く関係に─最後にメッセージをお願いします。

平井

昨年、米軍池子住宅地区の40 ㌶の日米共同使用がはじまり、自然公園、運動施設に続き、今月19日には緑地エリアも開放されます。また、市の最大資源である海の風紀を正すために、日本一厳しいと言われる条例を制定し、海上アトラクションを設置するなどして、家族で楽しめる海水浴場の姿を取り戻しつつあります。このように市の環境を生かしつつ、小さい逗子市ならではの顔が見える関係性を長所にして、市民と地域と行政が密に関わりながら、子どもも大人も笑顔になれるまちづくりに今後も励みます。

上関

スポーツイベントや文化活動への協賛や、県内にある全小児病棟に図書を寄贈させていただくなど、微力ながら地域へ恩返しさせていただいております。今後は、ひとり親で子育てに励んでおられる方たちを支援できるよう、取り組んでいければと考えています。

徳丸

悩みを抱える子どもがSOS を発信できない、その声が大人に届かない問題があります。これは大人と子どもの世界の隔たりが原因なので、まず大人から歩み寄るように心掛けてください。チャイルドラインもその橋渡しの一つになれるよう取り組みます。

※神奈川新聞朝刊掲載の「子も親も共に育つ目指せ共育(きょういく)のまち」対談より一部抜粋・要約しています。

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