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スペシャル対談【第10回】子どもに向き合い、寄り添う子育てを

神奈川県海老名市長 内野 優プロフィール

※「内野まさる」ホームページより
昭和30年生まれ 神奈川県海老名市出身
専修大学法学部卒法律学科卒業。
大学卒業後、海老名市役所に入庁。
昭和58年海老名市議会議員に27歳で初当選。以来、4期連続当選を果たし、その間に副議長・議長を歴任。
平成15年、海老名市長選挙に立候補し、当選。現在に至る。

上関 康樹理事長 プロフィール

上関 康樹/全国共済神奈川県生活協同組合 理事長
1954年横浜生まれの横浜育ち。大学卒業後、金融機関勤務を経て、平成6年12月、全国共済に。
生粋の浜っ子で、神奈川への想いはひと一倍、そして未来の神奈川を担う子どもたちへの愛情と責任も感じていて、おもに子どもたちをどう支援していくかを考えている。
趣味はアンティークと自転車。週末はロードサイクルで走ることも。

「未来を支えるこどもを育むまち」を今年度の施政方針のひとつに掲げる海老名市では、積極的に子育て環境を整えています。そこで今回は、内野優海老名市長と全国共済神奈川県生活協同組合の上関康樹理事長、NPO法人よこはまチャイルドラインの徳丸のり子代表理事の3人が、現在の子育て環境や教育、また少子化問題について話し合いました。※文中敬称略

※10月6日(月)神奈川新聞朝刊掲載の「子どもに向き合い、寄り添う子育てを」対談より一部抜粋・要約しています。

目標は「住みやすさ」、決め手は子育て環境

司会

全国的に少子高齢化問題を抱えていますが、海老名市の現状をお聞かせください。

内野

海老名市では高齢者とともに子どもの数も増加傾向にあり、人口の減少はありません。その要因には、市民のみなさまが「住みやすい」と思えることを第一に置いたまちづくりで快適な生活を目指し、子育て環境を整えたこともあると思います。その一例として、神奈川県内19市の中で最初に、中学校修了前までの通院・入院費の無料化を所得制限なしで実現させました。
また、海老名市の教育理念である「ひびきあう教育」を実現するために、今年度から「えびなっ子しあわせプラン」を策定。これは最終的に一般常識を教える場所であり、教育の原点は家庭教育にあると思います。

上関

私たちが幼い頃は、近所の子どもたちと一緒に過ごすことで自然と学ぶことができましたが、少子化が進む今の時代ではそういう経験が難しくなりました。それでも市長がおっしゃるとおり、教育は学校だけでなく、家庭や地域で教えるべきこともたくさんあると思います。

徳丸

全国的に少子化傾向ですが、不登校者数をはじめ、自殺者数、いじめや虐待を受けている子どもの数は増加傾向にあります。大人はもっと子どもたちに関心をもって接し、問題が大きくなる前にその芽を摘む責任があると感じます。

5人に1人が悩みを、あなたの子どもは?

司会

全国共済 神奈川県生活協同組合の制度についてお聞かせください。

上関

全国39都道府県民共済グループの一つで、非営利団体として事業を展開する「助けあいの心」から生まれた保障制度、それが全国共済です。
万一の備えとして、0歳から85歳までいくつかの年齢層で区切り、その中では男女の区別なく「一律掛金・一律保障」であることが特長です。
全国共済は非営利団体なので、お預かりした掛け金は組合員の皆様の保障や福利厚生にあてることが基本です。一方、手数料である事業利益の一部を利益還元として、病気を患う子や養護施設の子など、一番弱い立場の子たちを社会貢献として応援できればと考え、今夏から養護施設の子どもたちが参加するスポーツ大会への協賛や、神奈川県内にある31の小児科病棟に計310冊の本の寄贈などをさせていただきました。また8月にはヨコハマ恐竜展へ子どもたちを招待したところ、定員の倍以上となる470名以上の応募がありましたが、全員を招待すると子どもたちからお礼の手紙が何通も届き、涙が出る思いでした。

司会

子どもの電話相談「チャイルドライン」についてお聞かせください。

徳丸

全国の子どもを対象にしたアンケートによると、全体の20%の子どもが「人に言えず悩みを抱えている」という結果があります。このように子どもが悩みを抱え込んでしまう原因には、まわりいる大人が親と先生しかいないという現状があります。そこで、大人に相談できる子ども専用のホットライン「チャイルドライン」が必要だと思いました。18歳までの子どもであれば誰でも利用できるフリーダイヤルで週3日ご利用いただけます。
また子どもたちに配るチャイルドラインカードの発行には、全国共済の多大なる支援をいただいております。

逃げたい子どもに、逃げられる場所を

司会

海老名市の今後の取り組みについてお聞かせください。

内野

海老名市では、来年度を「子どもの年」として、今まで以上に子どもや子育て世代のための施策に力を入れていく予定です。そのひとつが子どもの相談を受けられる教育支援センターの設立です。相談員も充実させ、いろいろな相談に対応していきます。チャイルドラインもそうですが、逃げたいと思う子どもがいざという時に逃げられる場所をいくつか用意してあげることが大切だと思います。
不登校児童生徒については、積極的に自宅を訪問し、直接子どもと顔を合わせることを徹底し、居所不明などにならないように取り組んでいきます。
子どもが集まるところには自然と大人も集まり活気づくので、市ではえびな玉入れ選手権大会や親子ふれあい将棋教室、えびなっ子将棋名人戦、市民まつりでは子どもに人気のキャラクターを呼ぶなど、子どもたちが喜ぶイベントを数多く開催しています。

時代が変わっても、変わらない人の心

司会

最後にメッセージをお願いします。

内野

子どもは将来を担う宝です。家庭・学校・地域など全体で支え、弱った子がいれば大人が寄り添うことが大切です。その時代ごとに発生する問題や課題を一つ一つ解消していく。そうしないと、明るい将来はないでしょう。今と昔で価値観が変わったと言われますが、人としての大切なことはけっして変わりません。思いやりをもって成長するようにと願います。

徳丸

チャイルドラインカードを配布するだけではなく、学校を訪問して講演活動を行うことで、チャイルドラインの理解を深めると同時に、「大人は子どもたちの幸せを願っている」ことを伝えられるように尽力させていただきます。

上関

健康な子どもだけでなく弱い立場にある子どもたちも、将来に希望が持てるような環境づくりが私の使命として取り組んでいます。
全国共済は、神奈川県に拠点を置いて31年になります。 非営利団体である助けあいの共済として、さまざまな社会貢献に取り組みたいと考えています。

※10月6日(月)神奈川新聞朝刊掲載の「子どもに向き合い、寄り添う子育てを」対談より一部抜粋・要約しています。

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